読書

こころの旅

冬休みは9連休。海外に十分出かけられる時間があるけれど、仕事以外でわざわざ長時間飛行機に乗ってどこかへ出かけようという気になれない。そんな訳で、この休みはこころの旅に出ることにした。読書をしながら自分の日々の暮らしや人生を落ち着いて考える時…

宗教について思うこと Inspired by 昨日の会話

なんだか資本主義社会でやりたい仕事がないなぁと悩んでいた頃、職業としての修道女や尼僧はどうだろうかと考えてみたことがありました。神や仏に仕え、教えを探求し、心安らかに自給自足の生活を送る…。 しかし、なにしろ懐疑派のワタクシなので、他人の考…

企業家の自伝

最近、私は貯金をしようと、書籍の購入を控え、なるべく図書館を利用しようと考えています。しかし、中国から戻ったばかりで、日本語に飢えていたこともあり、つい昨夜本屋に寄ってしまいました。 そこで発見したのが、「僕はミドリムシで世界を救うことに決…

茨城の県民性について

私も茨城県出身ではありますが、全体的にのんびりしてるなぁと思います。市役所で転入、住民票の写しの発行をお願いしても、どれだけ待てばよろしいのでしょうか?ってぐらい待たされます。品川のときは区役所に行ってもさくっと手続きが完了し、大きな役所…

あれこれ

グロービスの西先生から「松岡正剛」氏のことをお聞きし、丸善オアゾ店に出かけてみたならば、立派なコーナーがありました。4階に彼の著書とお勧めの1000冊の本が置いてあります。西先生は授業中コンテストを行うことが多く、よい案を出したチームには景品が…

本を読む愉悦と孤独

最近の私はあまり独りでいることを楽しめない。そんな場合ではないだろ、と思う。時間が経つほどいろんなチャンスを失っている気がして。今日はある研究者とカジュアルなお見合いをしたのだが、いつも終電ぎりぎりまで働き、休みの日にジムで水泳をしていて…

まだまだ山月記は終わらない

読書会があってから、ずっと山月記のことを考えています。自分で書いたことがあまりしっくりこなかったのでしょう。李徴が心を持つ苦しさから発狂したように、私は生きることからの逃避の一つとして、惰眠をむさぼっています。何にもせずに全てを放棄して眠…

山月記 Back to the nature, escaping from being human.

李陵・山月記 (新潮文庫)作者: 中島敦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/12メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 44回この商品を含むブログ (145件) を見る久しぶりに読書会に出席した。あらためて数えてみると、去年は2回しか出席できず、F先生とは丸1年以…

働けど働けど…と思った日には「ポトスライムの舟」を読む

収入は増えたはずなのに、なぜか手持ちのお金が少ない。貯金が増えない。何故だろう?石川啄木ではないが、じっと手をみつめる。答えはそこにはない。給与明細を見た。税金が高すぎる。厚生年金が…と理由をつけることはいくらでもできたが、それ以外に支出が…

またもや本に散財

今年もまた、各社文庫の夏のお勧め本のお披露目の時期となりましたね。私は中学生のときに「新潮文庫の100冊」を親に買ってもらって以来、なんだかずっと新潮文庫ファン。新しくラインナップに加わった作品のうち興味をひかれたものを選んで買い続けておりま…

「八日目の蝉」に泣く

八日目の蝉 (中公文庫)作者: 角田光代出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2011/01/22メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 166回この商品を含むブログ (208件) を見るひとりでやれることは一通りやり尽くした感がある。資格取得のための勉強やあらゆる趣味…

Spring Tree or Horse.

最近の私は村上春樹の作品がそんなに好きではないことを公言しないことにしている。映画「ノルウェイの森」の公開前に文庫を購入して再読したり、その映画も観たし、先日は短編集「中国行きのスロウ・ボート」の読書会に参加したり、となんだかんだと関心があ…

読書の秋編

☆スプートニクの○○ 私が読んだのは村上春樹の「恋人」の方ではなくて、今野浩氏の「落とし子たち」です。理工系エリートの栄光と挫折、とあったもので興味をそそられて手にとってしまいましたが、正直なんだコレ?と著者との人生に臨む態度に対して大きなギ…