まだまだ山月記は終わらない

読書会があってから、ずっと山月記のことを考えています。自分で書いたことがあまりしっくりこなかったのでしょう。李徴が心を持つ苦しさから発狂したように、私は生きることからの逃避の一つとして、惰眠をむさぼっています。何にもせずに全てを放棄して眠り、朝、片付けられていない部屋に気付くと、自分でもどうしようもない性ってあるんじゃない?って思います。この散らかった部屋は私そのもの。片付けられない遺伝子。怠惰遺伝子の発現。李徴の場合はもともと虎の遺伝子を持ってたから、そうなっちゃったと考えるのはどうでしょう。
下手に、自分が運命に翻弄されて虎になったと考えていた李徴が、いや家族のことを思いやれない身勝手な自分だからこそ虎になったのだと思い直すところに「自己成長」があるという説明を聞いてしまったため、私も運命説は捨てようとしたのだけど、どうしようもなく乗り越えるのが難しい壁はありますよね、やっぱり。
だから、自分で選んだからそうなったという強固な意志が働いたわけでなくても、エントロピー増大の法則に身を任せていたら、こうなっちゃいました。本当は虎になんかなりたくなかったけど、本性が虎だったからさ〜。こうなるって分かってたら、もうちょっと努力したのにね・・・。よよよ(泣)
今回は反対に「能力限界説」を唱えてみる私なのでした。

私はなんだかその朝、とても陰鬱な気分になってしまい、このまま独りでは生きていけない!って思ったのです。生きる気力を維持するのが難しいと。それで、職場懇談会で今年の目標はコンカツを卒業することです、と大見得切りました。(笑)

<最新情報>私の4月からの勤務地候補はつくば95%、その他5%ってところです。なんだか都落ちな気分です。