[いろいろ]現在地 130616 今日は父の日らしい
昨日ブログを書く予定でしたが、なんだかバンガロールシンガポール間の移動だけで疲れてしまい、本日になりました。シンガポールはインドより気温は低いと思うのですが、モワーッとした暑さで、体内の血液の温度まで上昇するような気がします。湿度のせいもあるでしょうが、私は体内深部まで到達する赤外線量が多いのではないかと推測してみました。なにはともあれ、無事到着しておりますのでご安心を。
さて、今日はシンガポール在住のkanyちゃんとFullerton Hotelでハイティーを楽しみました!(写真は後日貼り付けます。)日本のように最初から量が決められているわけではなく、サンドイッチもケーキもいくらでも追加できるシステムになっており、ついつい食べ過ぎてしまいました。その後はマーライオン公園、国立図書館を経てマリーナ・ベイ・サンズへ。有名スポットをいろいろと案内してもらって、大変興味深かったです。お話しするだけでも楽しいのですけどね。最近の私は、どこかに出張がてら出かけるとき、余裕がある場合には、近くの知人に声をかけさせてもらってます。大阪では、(迷惑ですけど)当日にふっと思い立って、dualさんにメールを書いて、おいしい自然食レストランに連れていってもらったりして。新しくオープンしたグランフロント大阪で昼からワインをたしなむ友人をかっこええなぁと思ったり。普段つくばでは誰とも口をきかない週末を過ごして、ますます自分本位の世界を構築してしまっているので、しばらく会ってない方とお話しして、新しい視点で物事をとらえることができるのをとても貴重に感じます。今後ともよろしくお願いします。
さて、大阪では大学時代にお世話になった先生の還暦を祝う会に出席したのですが、いろいろと感じるところがありました。現住所がつくばの方が2名ほどいらっしゃったので、女性の方に話しかけると、現在は某研究所のパート職員なのだけど、子供が4人いて、しかも離婚してしまったので頑張って稼がないと…、とヘビーなお話をいただきました。私に言わせれば、4人も子供を産ませといて離婚する男ってどうなの!?と人としての責任感を疑いますよ。ちょっと方向転換しようとして、そういえば先ほどつくばのA製薬に勤めている方がいましたけど、と話を振ったところ、「別れた旦那です。」と。いやぁ、これにはさすがに人生の悲哀を感じました。事前に打ち合わせができるわけもなく、同窓会で離婚した元夫婦が鉢合わせしてしまうシチュエーション。目の当りにしてしまうと、人間関係のドロドロさに耐性がない私としては、独身でよかったかも、なんて思ってしまうのです。
その会の主人公であったT先生は穏やかな紳士であり、同じ茨城県出身としては、心的に距離が近い方なのですが、なにしろ大学院は別のところへ行ってしまったため、実質的にお世話になったのは1年ぐらいなもの。遠い昔のことで、忘れていたことも多いとは思うのですが、先輩たちのお祝いの言葉を聞くに、何かあっても決して直接に怒りをあらわにすることがなく、間違いだらけの卒業論文を渡したときには、深いため息をついた後に、「おい、○○、コーヒー。」と一言いうだけで、根気強く校正をしてくれる優しい先生だったとか。研究室内でいざこざを起こし、辛い立場になった学生には、自宅に招いておいしい夕食とワインをご馳走してくれたものの、その一件には決して触れなかったと。ついつい部下に口うるさく指導してしまう私なのですが、「言わずに寄り添う」、そんな方法もあるのだなぁとあらためて認識した次第です。
このT先生の再就職先が高名なY先生の研究所。Y先生は私が学生の頃からひとかどの研究者であったため、恐れ多い気がして、近寄ることができなかったのですが、2次会では偶然隣の席となり、あれやこれやと気さくにお話しくださったのでした。その中でも、大阪人の知恵として是非学ぶべきは、「できるだけ気分よく生活することやね。そしたら高級な薬なんてなくても、十分健康に生きられると思うわ。」という肩の力が抜けた生き方。
ほんまにそう思いますよ、先生。