男性脳と言われて

先日、あるコミュニケーションのセミナーに参加いたしました。知らない人とでも話ができるように、会場近くのショッピングモールに出かけ、ショップの店員さんに対して、1.店員さんを褒める 2.さりげなく自分の話をして(自己開示)、店員さんの個人的な話を引き出す、という指令が下りました。なお、その会話はボイスレコーダーですべて録音されております。なかなか商品の話から離れて自分の話ができなかった私は、その他セミナー中の言動なども観察されたうえで、「理系だからかもしれないけど、君は男性脳だね。」と申し渡されました。はい。自分でもその自覚はありました。
女性は相手と共通の話題がなくても、感情の共有だけでポンポンと話題が飛んでも会話が進んでいくものだと。男性ばかりの職場で論理的に、無駄なくテーマに沿った話をすることが要求される中、共通点のない知らない人とは何を話したらよいのか本当に分かりません。電話で延々と起こった出来事をすべて省略せずに時系列で話す母親の話も、それで結論は?と言いたくなるのを辛抱して聞き役に徹してますし。
あと、意外と小心なので、安心感の持てない、よく分からない人に対してはたとえ同じ職場でも近づきません。大人として、体調などを気遣う一言を言うべきなんだろうとは思うのですが、そういう演戯ができません。思い出してみれば昔からそうですけど…。ある意味、自分の気持ちに対して誠実ではあるのですが、あ〜あ、愛が足りないなぁと自己嫌悪。ただ、表面的にうまく振舞えたとしても、心の中で思っていることは変わりそうにもないので、きっと私はこのままなんでしょう。
ま、仕方ないか。直感でこの人のことをもっと知りたい、と思う人と交流するために、今回学んだことを生かすことにしよう。