Jobsのおかげで血の気の多い仕事始め
- 作者: ウォルター・アイザックソン,井口耕二
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/10/25
- メディア: ハードカバー
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事業部ってところは、とにかく研究から製造、マーケティング、サプライチェーン構築、販売にいたる全てが滞りなく進行するよう、全体のプロジェクトマネージメントをしています。私の担当製品はまだ上市されておらず、製造準備とその前の研究進捗を監督することが多いため、主として研究所とやり取りをしておりますが、どうにも手に負えない外国人がリーダー格にいるわけです。その方は超有名大卒で、確かに賢いっす。しかし、研究の進め方はスピーディーですが、詰めが甘いため、後からボロがわんさか出てくるのです。せっかく良い結果が出ていたサンプルが他社特許に引っかかっていたり。今日は今まで作り続けたサンプルが当初の設計と違っていたかもしれない、という重大な事実をこそこそと部下を通じて私にだけ報告してきて、でも法的には問題ないという事業部証言が取りたいから、ちゃんとメールにその旨書いてくれと。本当に怒り心頭です。ちゃんとサンプルを解析していたなら、こんなことにはならなかったはずなのに、そういう確認操作を面倒くさいからとすっとばして、(しかも未だに確認する気はなし。多分こういうデータがあるから大丈夫という推測のみ。)最終的にこちらに責任取らせる気か?そんなヤツに研究やる資格あるのか!私がやった方がまだマシだっつーの。(ま、でも私がこの人に対して怒ることがあまりにも多いため、上司はそっと「あの人、今度の人事で研究から外れるから大丈夫。」となだめてくれましたが。)こういったらうちの会社の評判落とすようでよくないかもしれないけど、化学は学んできたものの、生物学のセンスがない人ばっかりで、この体制で大丈夫かと言いたくなりますね。
しかし、人を呪わば穴二つとはいったもので、組織大改造の風が吹く中、私も今の担当でいられなくなる確率が結構高いのです。私の上司は滅多なことは言わない方ですが、
「5年後は僕もClaudiaさんもこのへんにはいないやろ。」
「総合職は転勤があるからねぇ。」
「Claudiaさんがいなくなっても分かるように書類残しといてね。」
と謎の言葉?をどんどん投げかけてきて、きな臭さを感じずにはいられません。年末に某マレーシア人の部下となる可能性も提示され、海外勤務の確率が高くなってきたような気がするのです。もう。ますます婚期が遅れるじゃねーかよ。(苦笑)
はあ〜、会社の持ち駒として、命令どおりに世界のどこにでも仕事をしに行くなんてさ〜。自分の好きな場所に住めないなんてね。労働力は提供しても、人生まで預けたつもりはないぞ。
自由人になりたい。
これが私の究極の目標なのです。そのためには独立してもやっていけるだけの技を磨かんとあかんなぁ。
年初からグダグダで、ここまでお読みいただいた皆様には申し訳ありませんでした。不束者ですが、今後ともよろしくお願い申し上げます。