Ladies Firstの意義について

Ladies Firstとは書いたものの、男性・女性問わず、たとえば後ろを歩いてくる人のためにドアを押さえて待っていてあげる。面識がない人であっても、「あなた」という存在を気にかけていますよ、というポーズは重要じゃないかと思います。欧米などでそういう体験をした人としない人とではふるまいに差が出ますよね。
うちの会社のおっさん達はせっかちなのか、残念ながらLadies Firstを実践するような余裕はないようです。「透明な存在」のように扱われても、特に気にしなくなりつつあります。
そんな中、本日ちょっと感動する出来事がありました。廊下から両手で段ボールを抱えてオフィスに入ってきた、よく見かける男性(部署も名前も知りません)が、ドアを開けたまま不自然な態勢でその場に留まり続けている。手伝った方がいいのかしら?と疑問に思いながら近づいていくと、なんと私のために震える足でドアをずっと押さえてくれていたのですよ。まぁ、早く助けなくちゃと駆けていって、丁重にお礼を述べたのですが、特別な意味はないにしろ、歯を食いしばってでも親切にしてくれようとするマインドが嬉しいのでした。こういうことがあるとあらためて私も誰かに親切にしようと思いますし、「親切の連鎖反応」がお互いに心地よい社会の礎になるのではないかと考えました。