うそをつく女

うそをつく女

うそをつく女

昔、ソフィー・マルソーのアンニュイな感じの漂う本を読んだなぁと。うそをつく=恋愛をする、ぐらいの意味で、彼女くらいの美女がつく「嘘」という響きはとても魅惑的だ。
さて一方私はと言えば、かなり赤裸々な正直さがウリなんだけど、耳に優しい嘘だったらついてもいいかな、と個人的には思っている。
婚活に勤しんでいるように装いながら、実際のところ男性に求めるものって何かしらね?とつい疑問に思ってしまう私は、女性同士の付き合いの気兼ねのなさから、日常生活では男子を排除した暮らしを送っているのであった。ピンホールとも噂される、私のストライクゾーン。いやいや、そんなことはないのであーる。ただ求心力が弱いだけ。だからよほどthresholdを越える何か、だとか印象的な出来事がない限り、自信をもって「この人が好き!」と思うことはない。なので、デートを続けることが難しい。だんだん苦痛になってくる。
しかし、どういう断り方が双方にとってよろしいのか。前の記事の村上春樹の短編について読書会で語っていたところ、F先生は「他に好きな人ができた。」と言われたら納得がいく、とおっしゃっていたのだけれど。
ちょっと疑問点はあるものの、今回はその方法を借用することにした。

昔からの知人と付き合うことにしました。

…って誰だよ?(笑)私もいっぱしの嘘つきになった今夜なのであった。