Water in Oil in Water.

前の職場で回覧される雑誌といえば、実験医学やNature Methodsでしたが、現在は化学系の会社だけあって、「高分子」などなど。私にとっては目新しくて面白いんだけど、その記事の中に表題の言葉があったわけです。略してW/O/W。ウォウ!なんてふざけたあとに、これが延々と続くマトリョーシカのような構造を想像してみました。限界はあると思うけど。
読み進めると、松下祥子さんという大学の研究者が執筆した記事があり、流産の危機に面し、入院しながらも研究室を運営するには、「学生を信じる」しかなかったとありました。教育者として学生を信じて裏切られるのは怖いけど、信じて指導するしかないと。最近、会社(というかうちの部署)に対して、新人の受け入れや避難訓練などを含む各種イベントの準備が全然なってない様子を見るにつけ、自由なのはいいけど…上司が怠慢なんじゃない?と疑問に思うことがあり、組織として一番結果を出せるやり方は「放任」か「干渉(教育指導を含む)」か?と考えています。そりゃできる人は「放任」で構わないけど、平均のレベルを上げるにはある程度「干渉」が必要だよ、と私は思うので、私が管理職になった暁には、ビシバシやるよ。今のトコ部下0人だけどね。(笑)

☆今月はハリー・ポッター祭り
いよいよ最終章が封切!ってことで、これまでHarry Potterを感性が遠すぎて楽しめないのではないかという憶測のもと、一度も鑑賞したことがなかった私が「賢者の石」から全てを見ようとしております。やっと「炎のゴブレット」までいったけど、まだ子供なのに両親を失い、自分の生死をかけて敵と戦わなくてはいけないハードな運命を背負っているところに、ファンタジーとは思えない人生の厳しさを垣間見るのでした。原書も揃えたので読むつもり。

☆英国文学の雰囲気に酔う
この10-12月のNHKテレビ「3か月トピック英会話」は英文学の名作名場面を特集しており、番組の最後に文豪にちなんだ名所が紹介される超素敵な構成になっております。なぜかくも英国文学は豊潤なのでしょうか?留学経験のある友人が言っていました。イギリスのあの天気の悪さ、レジャーのオプションのなさだと、勉強でもするしかないかぁって諦めがつくんだよね。目の前の風景に満足していないから、創作活動に励むんじゃない?イタリアだったらとても勉強なんかしてられないよ、と。
辞書を引きながらでも、その豊かに創造された世界にどっぷり浸りたい今秋なのであります。またまた夢の中へ。