この会社にNOと言う!

えー、いつもは美しい言葉をしゃべるごとに口から宝石や花がこぼれ落ちる「仙女のおくりもの」に出てくる娘さんのような生活を心がけているワタクシではありますが、本日は聞くに堪えない罵詈雑言を書いてしまう予定なのですよね、これから。ですので、よいこの皆様は悪影響を受けないように、ここから先は読まないことにする、とか何らかの防御策を取ってくださるようお願いいたします。当方は一切の責任を負いません。

I can't be responsible for anything I do now or say now.


一応R指定にしておきますよ。(笑)あるいは紳士諸兄におかれましては、レディーも怒るとメドゥーサに変身しちゃうんだな、ということを学ぶ機会にしていただければ幸いです。

と前置きはこれぐらいにして。既に皆様もご承知のとおり、私はこの度2年半勤めた会社を辞めることにいたしました。9月から別の会社で働きます。以前からブログではちょこちょこと書いておりましたが、この会社にはできれば定年まで勤め上げるつもりで、人脈づくりに社内部活動(フットサル、テニス、バドミントン)に精を出したり、部長に目をつけられようと構わず、残業時間は先輩社員に話しかけたりと社交的に振舞っていたわけですよ。それで仲良くなれた人は本当に財産であり、今後ともお付き合いさせていただきたいなぁと思ってます。

入社選考時に人事の方に平均勤続年数を尋ねたところ、4年との答えでした。「なんだかビミョー、日系なのに。」という不安は的中し、100人程度しか社員がいないところ、とにかく毎月誰かが辞めていくのです。そりゃ人それぞれ理由は異なるのですが、グループ長になった人が辞める理由は明白でした。
「これ以上昇進できないから。」
親会社からの出向者がSlave Masterとして部長職以上を占拠しており、圧倒的な身分差があることにバカらしくなった優秀な人たちは植民地からどんどん姿を消しました。そして、残念ながらその管理者の中でも私が尊敬していたのは前社長と前部長だけで、他の人たちは子会社社員からも密かに馬鹿にされている始末。そういう状況にストレスがたまっているのか、「子会社社員は負け組。」とワケわかんないことを口走った管理職もいたね。ありえなーい。大人として相応に振舞える人って案外いないもんですな。あっ、この会社だけ?(別の機会に「義務と演技」論について語らせていただきたいです。)

さて、そのようなDQNな社内状況には数ヶ月もいれば気づいてしまうものですが、それでもまだ仕事内容には期待を抱いていたんですよね。上司がやりたくない書類仕事を全部私に丸投げされても、いつかは新規商材の導入を手がけたいなぁとか別のグループの仕事もやらせてもらいたいなぁとか。しかし、重要取引先との契約書調印前の最終チェックの場で、「僕、契約書読んでません!?」と告白するアホ上司にはあっけに取られましたね。それで私だけをこの場に残したのか、と。新旧契約の対比表作成など途中までは私の担当だったけど、最後はあなたが仕上げるのではなかったんですか!さすがにあちらの米国人副社長も驚いていましたが、仕方がないのでその場で読み合わせ。本当に恥ずかしい。上司が忘れている事項を横から指摘して、なんとか無事完了。いい加減な仕事をしやがって…、とモーレツに頭にきたので、面談の際に現部長に全てを言いつけたら、「馬鹿だなぁ、Kくんも。本当のことなんか言わなきゃいいのに。」そうじゃねぇだろ!普段から自分の好きなことしかやらず、重要な責務を果たしていないあいつを始末するのがアンタの役目だ。でも出向者同士はミスを庇い合い、なぁなぁですませてしまうんだよね、いつも。

もはや「安定」だけしか取り柄がないように思えた会社にも、激震が走った。うちのグループが外資に売却されるというのですよね。普段から研究機器は弊社の業態に合わない、とつまはじきにされがちでしたが、過去最高益を上げているというのに、転籍かよ!もうねー、不採算部門だったら分かるけどね、一番会社の利益に貢献したグループの社員まで辞めさせるんだったら、信賞必罰もなにもないよ。結局、相手の会社に高額をふっかけたらしく、この話は破談になりました。そして、代わりに同じ部の別のグループの人たちがいなくなったのでした―――。

今後しばらくは大丈夫なのか?と思ったのも束の間、例のうっかり八兵衛みたいな上司の机からこのグループは「2012年Exit」と書かれた計画案が見つかったのですよ。結局あと2年か…。嘘つきな出向者どもは信用ならねぇ。というか、こんなに簡単に事業を辞めたり、人を転籍させたりする会社で我慢する意味がどこにあるんだろう?愛社精神の持ちようがないよ。

私はこの会社にNOと言うことにした。社員なんてどうなってもいいと考えている会社には罰を与えなくてはならない。もう私の労働力は提供しない、という罰だ。

↑ははは、いささか傲慢かもしれません。しかし、奴隷根性で働くのは大学院修士課程までで卒業したのさ!他にも2社で勤務経験があるけど、これほどふんぞりかえっている経営陣もいなかったし、こんなに会社が大嫌いだ、と思ったことはない。

他にもアンビリーバボーなエピソードはいろいろあるけど、このへんにしとく。死者に鞭打つのはマナー違反だ。

ま、ちょっとすっきりしたかな。愚痴を聞かせて申し訳ありませんでしたね。
それでは、さらばなのだ。Sweet Dreams!