男女共同参画担当? Part.1

さぼってばかりの幹事会に顔を出したら、幹事として残るのであれば、なにがしかの担当をと言われ、無言になってしまったところ、「男女共同参画担当は?」というご意見をいただきました。生物工学部会は女性と若い人が多い、というふれこみなので、以前から新設された委員会への参加を部会から打診されており、そういういかにもな型にはまるのが嫌いな私としては、当時、2つも委員会をかけもちするのはちょっと…と言葉を濁した次第でした。それなのにブルータス、またなのか。
私は現在、技術○に女性が少ないという状況それ自体が淘汰の結果ではないかと思うのですよ。技術○になりたいのに試験に合格出来ない人に関しては、私は出来るだけ援助したいです。しかし、そもそもなりたいと思っていないかもしれないのに受験者数を増やす、合格者を増やすことばかり議論するのは意味がないのでは?もちろん技術○の認知度自体を上げるために、ある程度の宣伝は必要です。ただし、合格すればなんとなく名誉と信用が得られるというのではなく、現実的な女性には具体的なメリットが必要ではないかと。
私は女性が理系に向いていないとは思いません。薬学部の女子率や薬剤師の女子率を見てください。メリットがあると考えられる資格には挑戦するし、実際にやり遂げています。技術○の女性比率1%というのは、この資格を取っても大して役に立つと思われていないからではないでしょうか。私も具体的なメリットが明瞭には見えなかったけれど、最後は「意地」で取得しました。一番有効なのは技術○自身が素晴らしい仕事をして世間から注目を集め、あこがれの存在になることでしょう。しかし、それだけでは不十分で、各部門の技術○に対してなにがしかの独占業務を与えるように制度を変えることです。
そうでなければ、おそらく「男女共同参画」といっても、女性は劇的には増えないでしょうね。