それがあなたの心です。

昔、「起きていることはすべて正しい」という勝間さんの本がありました。「正しい」というと人間の判断が入るように思うので、私だったら「真実である(or事実である)」という題にしますけどね。
恋はするものではなく、落ちるものとよく耳にしますが、確かに人を好きになりにくい私でも、偶然に一緒に居合わせた男性の言動で「わっ、この人すごい!」と尊敬し、心の中で密かに愛す、ということがあります。しかし、これはある意味、心の中の静止像を愛していることになるので、インターバルを置いて、実際に同一人物に会っても、なんか違う気がする、と違和感。結局、いつも一緒にいて、いろんな面を見てみないと、本当に好きなのか、仲良くやっていけるか、なんて分からないものなんでしょう。
よく、好きなタイプは?と聞かれ、条件をすべて挙げてみても、条件なんかじゃ好きになれないですね。前に好きだった人の特徴に理想を追加しているだけでしょう。だから、好きになったひとがタイプで多分正解。
先日、飲む機会があり、「ときどき自分の心が分からなくなるんです…好意を感じても相手の反応が悪いと傷つきたくないから、やめとこうかな、とかそもそもほんとにこの人のこと好きなのかな、という点まで自信がなくなってしまいます。」と、ある達観した既婚男性に相談したところ、人は自分の心のままにふるまうことしかできないと。ダメだと思っても告白して沈没してばかりの人もいるし。いくらやめとけと忠告しても、その人はいつもそうふるまってしまうわけ。だから、Claudiaさんも最後には心のままに行動を選択することになるわけだよ。
まぁ、私もいろいろと潔くない部分があるため、自分を出さなきゃいけない時に逃げてきたことが多いけれど、勝負しなくちゃいけないときもある、仕事でも、恋愛でも。と実感する秋なのでした。