*[人生]苦悩の先の希望を信じられるということ

ここのところクリスチャンの本を読むことが続き、著者のように何が起こっても「神の思し召し」と信じ、自分に与えられた試練に果敢に立ち向かう姿には感動しつつ、どことなく違和感を覚える。自分のようにキリスト教的な物語を信じていない人たちはどう苦難を乗り越えるべきなんだろうと。苦悩はいつ果てるとも知らず、その先に輝く未来があるかどうかも分からず、それでも希望を持って生きていくにはどうしたらいいのか。
与えられた環境に不満があったら我慢するのがよいのか、よりよい環境を求めて移動するのがよいのか。いつも神のごとき存在が自分をどこかで見守ってくれているとか、自分は強運だと信じられない私は、後者を選択して、なんとか快適に生き延びられるようにせわしなく道を模索している。本当はこんなにセコセコとしたくない。ちょっとでも間違った選択をするとそれが自分の人生にものすごいダメージを引き起こすかもしれないとか、ビクビクしながら生きたくない。
おそらく、神を信じられないなら人間、そして自分を信じる強さを持つしかない。
キュリー夫人は言った。「人生で恐れるべきことは何もありません。必ず解決できるからです。」そこまで達観してないけれど、少なくとも偉人達の超人的パワー、普通の人間の密やかな努力、そういった人間の力を励みに明日も生きるぜ!