GUDAGUDAさせて。

あまりストレートに書くと、会社の評判が落ちるかもしれませんので適当にぼやかしますが、金曜日、私にとってはこの2週間ほど集中して取り組んできた仕事が無駄になるような事件が起き、あまりの脱力感に頭が空白、週報を書き進められない…という事態が起こりました。
うちの会社は化学系なので、生物系の法令や特許、研究方法に少々疎いところがあり、その部分を転職者が埋め合わせる、という方法で新事業を立ち上げつつあるところです。研究チームのリーダーが外国人で、どんどん外部との共同研究を立ち上げて精力的に開発を進めていくのですが、どうも所内の規則を始め、いろんなルールの無視っぷりがひどく、しかもそこで生じた問題を自分で解決せずに、他部署に押し付けてくることが日常茶飯事、という歴史があるようでした。私が異動してきたときも、研究所内でのトラブルを私に解決しろと強い圧力をかけてきたので、負けずに反論したら、上司にまぁまぁとなだめられ、お手伝いすることになりました。(それで、今日は外出せずに資料作りなのです。)
優秀ではあるけれど、問題も多い人なので私の部署も被害を最小限にしようと、対策を講じてきたのですが、彼が見つけてきた新製品の共同開発先との特許の明細作成は「僕が責任もってやるから口を挟むな」と言われたので任せておいたら、既にヨーロッパでもUSでもパテントが押さえられていると。その情報が彼からではなく、海外事業所から入ってきました。これまでその特許申請に向けて、全ての準備を進めてきたのに、なんだそりゃ?ですよ。どうして最初に調べないんだよ。さすがに、私の上司も「この3年間で最大の爆弾を落としてくれたな。」と苦々しくつぶやいていたので、すかさず私は「なんで、そういう人がリーダーなんでしょうか?」と同席していた部長にも聞こえるように言ってやりました。明日からも後始末に追われるかと思うと、徒労感でいっぱいですよ。

てなことをとある忘年会で2人の男性の前で愚痴ったところ、次のコメントがありました。

男性A:そりゃあ、そのリーダーが悪いよな。
男性B:そんなことは忘れて、忘れて。

A君はリーダーの出身国の国民性についても真面目に考えて意見を言ってくれて、ああ受けとめてもらえてよかったと、なんだか安心したんですよね。
B君は愚痴を聞きたくなかった、というのもあるかもしれないけれど、この飲みの場でそんな話題をしないで。どうしようもないことは忘れるしかないでしょう?と、スルーされた感がありました。
上記の他に、よく「どこでも同じだよ。」とか「皆だって苦労してるんだよ。」的な慰めがありますが、そういう類の言葉ってちっとも問題解決にならないし、癒されないんですよね。

サークルの代表者が最近ご結婚されて、奥様との結婚を決めた理由を「全然ストレスを感じなかったから。この人なら一緒に暮らしていけるかな、って思った。」と述べていらっしゃいました。私もきちんと対話を重ねて信頼感が増すような人を見つけなきゃ、と思うのでした。

あれ、そういう締めくくり?―――いやいや、独りでいると仕事場での出来事ばかりが心にのしかかってくるからさ、金曜の事件があったとき、なぜだかああもう結婚しなきゃ。家族を持たなくちゃ、って痛切に感じたんですよね。今週何かをしでかすかもしれません。(笑)