新橋にてDeepなノミュニケーションの洗礼を受ける、の巻

先日、会社の友人の知り合いが「昭和歌謡バー」に連れていってくれる、とのことで、機嫌のいいときには、いつも頭の中をみぽりんの曲が流れている私としては、まさに「WAKUWAKU」期待しちゃっていたのでした。

しかし、場所は新橋。オヤジの街です。一見営業しているのかどうかも怪しい、その小さな木の扉を開けてみたならば、狭い空間は白いYシャツも目にまぶしいサラリーマンだらけ。かかっている曲は南沙織ちあきなおみで少々古めです。ボールペンをマイクに見立て、スクリーンに映し出されるかつてのアイドルと熱唱する、おっさん達。お客さんは男性ばかりなので、基本は女性アイドルの曲なのですが、そんな中、村下孝蔵の「初恋」をリクエストしてみました。いや〜、名曲ですね、いつ聴いても。

そのうち、2階がオープンとなって、我々はさらに興奮の渦へと身を投じていきました。うちのテーブルのリーダーが「音頭を取る人が現われないからいまいち盛り上がりに欠ける…」と言った途端におっさんと若人の2人組みが「いやいやどうも。」てな感じで隣に座ってきました。実は彼らが本日のキーパーソンだったのです!おっさんは全てのテーブルを回り、皆にStand Upして歌え!踊れ!と呼びかけ、特に御しやすそうな私達にはセクハラか!?と見まごうほどのボディタッチで、ちょっと引いてしまいました。(ま、私は迫力あるので、あまり無理強いはされないほうですけれど。)若い方は時々テーブルにつっぷしながらタバコを吸っていてグロッキーな感じでしたが、ベースのノリは少年隊みたいな感じでいいんですよ。そのうち、彼らには追従者が現われ、肩を抱き合って合唱、合唱。今夜のメインは私達と見抜いた店側も選曲を80年代アイドルに合わせてくれ、きゃーきゃー盛り上がることこの上なし。
他の客は去り、そろそろ閉店となった頃に、名刺を交換し合う私達。差し出されたビジネスカードを見れば、TV局の人やら有名電器メーカーの方やら、皆様そうそうたる会社にお勤めで。このような場所で、ストレスを発散しながら、ノリが合えば、飲み友達になるのかぁ〜。

恐るべし、新橋のノミュニケーション。私も9月からはお洒落な汐留から足を伸ばして、Deepな世界に夜な夜な浸るのかもしれません。開拓しておきますので、皆様も遊びにおいで下さい。