男女共同参画担当? Part.2

昨夜、一度原稿を仕上げたというのに新幹線内で電波状況が悪かったのか、書き込もうとしたところで、文章がすべて消えました。そんな失意を抱えながらの再執筆です。
さて。今回はもっとディープに、かつ個人的にテーマに迫ってみたいと思います。女性は女性同士で群れたいと考えているかについて。
男は敷居を跨げば七人の敵あり。では、女性は…?
特殊な事情ではありますが、私は中1から高1までの4年間女子クラスにおりました。1クラスしかないので、同じメンバーで4年間濃密な時を過ごすうちに、誰と友人になるのがよいか、どのグループに入るのがラクか、誰とは距離をおいてお互い近づかない方がよいのか等、いろいろと考え、Try and Errorを繰り返しながら苦労して自分のポジショニングを探っていったように覚えています。そんな「緊張感」とある意味「女性だけの脱力感」で多感な時期を過ごした経験が現在の私を形成しているのは間違いないです。今では同窓会があれば、それほど仲良くなかった人とも打ち解けられるのですけれどね。しかし、当時は無用な衝突を避けるために、自分の日々の生活に多大なる影響を与える周囲の女子陣に気を遣いすぎていたせいで、その後も女性にだけはめちゃくちゃ気を遣う習性が身につき、自分にとって「どーでもいい」男性に囲まれているときが「気を抜いてラクできる」唯一の休憩時間なのでした。(ヒドイね。さすが今でも独身なだけあるわ。)理系に進学して、どんどん男性が多くなっていく環境は、私にとっては実は楽ちんだったのです。もちろん、大好きな女性の友人もいて、彼女達にはいろいろなシーンで助けてもらいました。まことにありがとうございます!! 現在は会社の会議出席者のうち女性は私だけ、部会の参加女性としても一人だけ、バドの練習に来ている女性は私だけ…と、ハッと気づけばとんでもないマイノリティになっていることが多いのですが、もう何も感じませんね。たとえ何かを感じていてもいなくても、他の女性がいようといまいと、その場での自分の責任を果たすだけなのですよ。
加えて、自分がこれまで築いてきた女性との交友関係にも満足しているからでしょうが、新しく女性の交友関係を広げたいという希望がありません。その枠、すでに満杯。わざわざ会費を払って女性技術○会に入会したいとも思わないし、部会にほかの女性がまれに出席していたからといって、是が非でもご挨拶しなくちゃ、とも考えていません。自分の専門とかけ離れた人と知り合いになっても結局接点がない、と妙に冷めているところもあります。また、女性同士だから仲良くできるとも限らないし。やはりビミョーなライバル関係もありますしね。「女性」という共通属性だけで連帯したいとは考えない、というのが私の経験からの意見です。しかし、それでは女性間の連帯や協力は全く必要ないの?という問いに関しては、Part.3で論じます。