シカゴ4日目+ワシントン1日目 雨が降ったらホテルに泊まれなくなる?

シカゴ最終日はハイドパークと呼ばれるシカゴ大学のある地域に出かけました。ダウンタウンでバス停を見失ってしまい、さんざん無駄に歩く羽目に。このあたりにはオバマ大統領の家もあるという噂です。科学産業博物館は入場料27ドルもしますが、非常に展示のデザインが洗練されています。

しかし、残念なことにその良さをわからなそうな子供達が騒ぎまくっています。お台場の科学未来館は大人のデートでも使える場所だけど、ここは無理でしょ?という感想。
この料金で通常の展示のほか、1つのアトラクションが選べるようになっています。私は3Dプリンターで自分の上半身像を作るイベントに参加したかったのですが、この日はなぜだか選択できませんでした。代わりに無難そうなEarth Explorersというアドベンチャーものを選んでしまったわけです。指定された11時より少し前にいくと、テンション高めのお兄さんが、「もし君さえ準備が整っているなら、先に入って探険してもらって構わないぜ!」と言って、陽気にリーフレットと鉛筆を渡してくれました。乗り物に乗るつもり(Disneylandじゃないんだから。苦笑。)だった私は想像と違うな…と思いながら中へ。するとですね、そこはNational Geographic Presentsなだけあって、世界の秘境を探険するってどういうことだろう?ということを体験させるアトラクションになっていました。最終的なミッションはリーフレットにある、Exploration is the key to _ _ _ _ _ _ _ _ _ .という単語を当てるというものですが、熱帯雨林やら大洋など世界の各地域で出題される問題の答えの下線に相当する文字を並び替えるのですね。これがねぇ、最初の熱帯雨林からしてわからないのですよ、答えが。人間を殺傷できる毒のある皮膚を持つ小動物に出くわしましたが、それは何ですか?と4つも答えを要求してくるんですよ。こっちはカエルとスパイダーしか見つけられないというのに。こんな子供向けの問題も分からないなんて!と悲しい気分になってクロコダイルの涙が流れそうになりました(笑)しかし、こういうときはとりあえず次に行くのが常套手段です。OCEANからは順調に答えられるようになり(ほとんど展示の中に答えがあるので)、徐々に空欄は埋まっていきました。よく考えてみれば〜、Final answerから逆推してもいいんじゃない?ということでしばし考えたならば、これってDISCOVERYでしょ。それしかないでしょ。というわけで、出口の前でコンピュータに答えを打ち込んで、無事EARTH EXPLORERの認定書をいただきました。一人でいると、たわいもないことですぐに深刻になっちゃうのよね。ちなみに入口で無理やり撮影された秘境の背景写真集(ライオンやペンギンやシロクマと一緒)を購入したら20ドルもしました。ボリすぎだよ、NG!会社の机にでも飾ってやろうかねー。
生物関連ではヒヨコの孵化を観察できるショーケースがあり、生まれたばかりの雛が羽もびしょぬれでぐったりしているのを見て、子供が「Is it dying?」と質問しているのには笑えました。いくつかの卵の殻にはすでに穴が開いていたので、劇的瞬間を目撃したかった私は、「早く生まれろ〜」と怪念波を送ってみたのですが、全く動きが感じられず、あきらめました。

その他にも生物多様性条約を批准していない米国ならではのショウジョウバエの変異体がうごめいているような展示や、メダカの透明な卵を拡大ライブイメージングで観察するようなものがありました。実際に生きているものを見せるという手法が斬新でよかったです。
人体の不思議展のような人間の標本も常設展示してあり、かなりレベルの高い内容でした。オバマ大統領はこの自慢の博物館と比較するために未来館に行ったのだろうという気がしましたね。その後は大学付属の無料美術館、スマート美術館に寄り、シカゴの観光は終了しました。
かなり歩き回って疲れたのか、翌日は空港到着がぎりぎりの時間に起きてしまい、15分で支度を整え、慌ててオヘア空港へ。そこで初めてシカゴ名物「Deep Dish Pizza」を食べました。

タルトのような壁があるピザなのですが、厚みのほとんどはパン生地です。ワシントンは雨が降っており、シカゴよりはだいぶ暖かく過ごしやすい気候。しかし、ホテルについた途端、1.名前が見つからないので予約が取れていない→2.雨のせいでいくつかの部屋が使えなくなっているので、付近のホテルに移動してほしい→実際に私より後に来たドイツ人カップルは姉妹ホテルに行かされてた→しかし私の場合、5連泊は無理と断るホテル多数→3.コンピュータシステムの復旧で名前が見つかったので泊まれます、とよくわからないトラブルに巻き込まれて30分は待たされ、夕食を買いに行っただけで、観光はやめました。さて明日は何が起きるでしょうか?